神戸ゴルフ倶楽部の自然環境

神戸ゴルフ倶楽部の自然環境

六甲山の草地環境を今も残す、自然保護への取り組み

当倶楽部の自然環境に配慮した草地管理により、ゴルフ場が多種多様な生き物の住処となり、絶滅が危惧される動植物の重要な保護地になっています。注目すべきは、各ホールのブッシュです。神戸ゴルフ倶楽部では、原則として農薬を使用しないという草地管理を行っており、六甲山の持つ草地環境が今も残っています。

神戸ゴルフ倶楽部に咲くマツムシソウ

代表格として、マツムシソウがあります。夏の終わりから秋にかけて、薄紫色の気品のある美しい花を咲かせます。 信州などの高原では、比較的よく見られる植物ですが、兵庫県下で現存する自生地は、当倶楽部と東播磨の溜池の計2か所しかありません。秋に目立つのはピンクの花を咲かせるカワラナデシコやタムラソウ、紫の花を咲かせるリンドウやツリガネニンジン、黄色い花を多数つけるオミナエシなどがあります。

六甲山の良好な草地環境

神戸ゴルフ倶楽部が開設された100年前の六甲山は、里山としての利用が進み、過剰な採草・伐採によって、草木の乏しい荒れた山々でした。こんにち、六甲山は植林事業の進展などによって、緑深い木々に覆われた山々となり、災害防止にも役に立っていることはよく知られています。ところが定期的な草刈りが行われなくなった草原では、ネザサや木本類の侵入により、草地環境が荒廃・消失してしまいました。今では、当、神戸ゴルフ倶楽部を含む、六甲山の限られた場所でしか、良好な草地環境は残されていないといわれています。

プレー中にボールがラフに入った時は、是非足元の草花にも目をやって見てください。
マツムシソウなど可憐な草地の花々が出迎えてくれるはずです。

その他のコース詳細

熱戦は持ち越される

19番ホール

六甲山の自然が今に残る

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